【安藤きらり氏コラム】みどりの大使の『木育日記』 第1回

 

はじめまして。ミス日本みどりの大使 安藤きらりと申します。東京都出身、現在は社会人として会社に勤務しており、今年で25歳になります。私は2024年1月に開催されたミス日本コンテストにおいて、みどりの大使を受賞し、森林・林業、木材産業に関する様々な活動をしてきました。

 

ミス日本と聞くと、煌びやかな姿を想像する方が多いかもしれませんが、みどりの大使はそうではありません。全国各地の山に足を運び、アウトドアウェアで活動することがほとんどです。植樹をしたり、チェーンソーの資格を取ったり、実際に山でお仕事をされてる方にお話を聞いたり、日々の活動は発見と学びでいっぱいです。ミス日本みどりの大使には、日本の森林・林業、木の文化の大切さを広く社会に発信し、次世代に対してみどりの魅力を伝えるという指命があります。専門的な知識や特別な経験はありませんが、若者・女性ならではの視点を大切にしながら、日本の森林・林業、木材産業の課題解決に一歩でも近付くよう、努めてまいりました。

 

ミス日本にエントリーしたきっかけは、"こどもたちの未来を豊かにする"という夢を叶えるためです。学生時代に、保育園や学童保育にてこどもたちの教育に関わるアルバイトを経験し、「実際に触れること」が減少していると気付きました。デジタル教科書、電子黒板、YouTubeの教育コンテンツ等、端末ひとつあれば、何もかも学べる時代になりました。便利になった反面、画面では学べない大切なことが置き去りになっている気がしました。こどもたちが生きる力を身につけるには、実体験を通じて、豊かな感性の基盤を築く必要があると思います。インターネットや電子機器が普及する現代だからこそ、こどもたちが画面に依存せずに、肌で感じる体験を多くしてほしい!そう思いました。

 

私はこの願いとみどりの大使の使命を実践するべく、みどりとこどもたちの架け橋を目指し、活動に注力しました。

 

活動を通じて、こどもたちにはたくさんのことを教えてもらいました。切っちゃダメ!と木を抱きしめていた子に森林循環の話をしたら、「木って切ることも大切なんだね」と理解をしてくれたり、樹齢の話をすると、「この木はすごーくおじいさんなんだね!けどよぼよぼしてない!」と言われたり、丸太を見て、「お疲れ様」とトントンしたり、まっすぐなこどもたちの心に、何度も感銘を受けました。

 

僭越ではございますが、こちらのコラムでは、こどもたちとみどりが触れ合うことによって私が感じたことを中心に、ミス日本みどりの大使の活動を振り返っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2024年ミス日本コンテストにて

緑の募金の強化月間初日に岸田元総理大臣を訪問

日本木材青壮年団体連合会の全国大会にて

木育体験プログラムの一環で子供達と木を題材としたダンスをしました