委員会活動紹介 第4回 Bundle委員会

若者と木材業をつなぐ ― キノシゴトNAVI始動!

 

日本本木材青壮年団体連合会(日本木青連)令和7年度Bundle委員会委員長の桑原良介(くわばらりょうすけ)です。

まず「Bundle委員会って何をしているの?」というところからお話ししましょう。当委員会は令和6年度にスタートアップ委員会が実施した起業家育成セミナーBundleの第2弾企画です。令和6年度のBundleでは、木材業界で起業を目指す13人の受講者と一緒に日本木青連メンバーが1年間ともに伴奏し、新規事業の立ち上げを応援をする事業を行いました。次のステップとして、今年度は、委員会の名前もBundle委員会として『Bundle Ver.2』を始動しました。テーマはずばり、木の力=木力(もくりょく)を多くの人に、特に若者に伝えること。そして「木材業を若者がなりたい職業No.1にする!」を合言葉に活動しています。

その中から今回ご紹介するのが「キノシゴトNAVI」です。

「キノシゴトNAVI」は就活生向けのインターンシップ紹介プログラムです。今回は、より多くの学生に木材産業を体験してもらいたいと願い、会社見学イベント、いわゆるオープンカンパニーを紹介するプログラムとしました。オープンカンパニーは1~2日間の会社見学プログラムで、会社説明会より詳しく、でもインターンシップほど長くない手軽さが学生に人気です。最近は就活でも「タイパ」が大事にされているので、まさにピッタリな企画といえますよね。とはいえ、中小企業にとって人材採用は常に頭を悩ませるテーマ。学生は先進的な環境教育を通して「木材利用が社会や環境に貢献する」と理解してくれているのですが、実際に木材業界のことを知る機会が少なく、就職先の選択肢に入りにくいのが現状です。そこで登場するのが「キノシゴトNAVI」。学生とオープンカンパニーを受け入れたい会員企業をつなぐマッチング事業です。」

 

今回、学生へのアプローチとして初めてSNS広告にも挑戦します。特に若者がよく目にするショート動画広告に期待しているほか、日本木青連の全国ネットワークを活かして学校にチラシも届けます。このネットワークの力と熱量は本当に心強いものがあります。また受け入れ企業に向けても説明会を開催し、成功事例と具体的なノウハウの共有をしました。これで学生にとっても企業にとっても満足度の高いオープンカンパニーになるはずです。Bundle委員会ではこの活動を「学生よし」「企業よし」「業界よし」の三方よしにするため、さまざまな工夫を重ねています。

 

『Bundle Ver.2』には他にも「MOKUSEMI」「MOKU idea LAB」といった事業があり、こちらはまた別の機会にご紹介します。私自身、日本木青連で初めて委員長を任され最初は少し不安もありましたが、仲間たちの支えでここまで走ってこられました。日本木青連の魅力は、真剣に業界の未来を考える仲間と出会え、同時に本気で遊べる仲間もできること。そんな唯一無二の場所です。皆さんもぜひこの輪に加わって、共に「木力」を高め合っていきましょう!