「結-ゆい-」そして次世代へ
~会員同士が支え合える日本木青連をめざして~
はじめに
「結-ゆい-」とは結合の意で、交換的な共同労働を指します。この特徴は、労力の提供に対し金や物でなく労力で返すという事です。様々な事象をみんなで力を合わせて成し遂げていく様を表しています。
令和5年度日本木青連活動の幕開けです。近年は新型コロナウイルス感染症、ウッドショック、ロシアによる軍事侵攻、記録的な円安と様々な局面を迎え、経済も時代も多岐に変化しています。
激動の世の中ですが、我が業界はこの変化を追い風と捉えるべきと考えます。その追い風にしっかりと乗っていくには、1 人の力では足りません。そこで、改めて日本木青連の若き英知と情熱を結集することが必要不可欠です。
令和5 年度の日本木青連は、3本の柱を掲げていきます。
① 歴史ある事業の継続と新たな事業の模索
長年続く全国児童木工工作コンクール、木材活用コンクールは、変化を持たせながらしっかりと次世代に引き継ぐために継続して行います。それと共に、時代の流れに沿ったDXの構築を目指し、新たな事業を模索します。
② 会員数の拡大
今年度は仲間を増やすべく、各地域の同業他団体(県木連、県木材協同組合等)と連携し会員拡大の基礎を作ります。また他団体(素材生産業協同組合、林業経営者協会、全国工務店協会JBN等)とも積極的に交流し連携、協業の可能性を図ります。会員を増やし次世代に続く組織づくりを
目指します。
③ 経営を学び、強みを活かす
前述したとおり、現状経済環境はとても良いとは言えない状況です。各会員の皆様も様々な悩みを抱えていると思います。日本木青連の活動に参加し、仲間と語り合い、小さなヒントでも良いので持ち帰り、しっかりとした企業経営をすることが次世代の日本木青連に繋がると考えます。そして各企業の強みは何かを把握し、「結」の語源にあるように、みんなで支え合い、企業力を交換し合い、次世代に繋がる企業を創っていきましょう。
「日本木青連で心を高め、経営を伸ばしましょう!」
日本木青連は先人の方々が「業界振興の担い手育成」を目的に創立した団体です。今まさに担い手育成の場としての木青連が求められていると考えます。歴史を創るのは我々です。今一度原点に立ち返り、会員それぞれが共に学び、声高らかに議論し交流を深め、木材業界発展の担い手としてどうあるべきかを考え、共に行動していきましょう。
我々の原点である日本木青連綱領に想いを記載しました。
● 同じ世代の木材人として交流を深め
相互の啓発につとめよう
理事会、地区大会、全国大会などの場を通じ
仲間を増やし、大いに語り、学び合いましょう!
一人ではできない事がきっとみつかります。
心を高め、経営を伸ばしていきましょう!
● 若い英知と情熱を結集し
不屈の精神をもって行動しよう
若い時にできる事を最大限引き出す場を
日本木青連は提供しています。
誰もが可能性を秘めています。
それを発揮するきっかけづくりになれる場を
みんなでつくりましょう!
● 木材界の発展を通じよりよい社会を建設しよう
私たち日本木青連が事業を行うことで次世代に誇れる社会を作れるなんて素敵なことじゃないですか。
共に業界発展のため全力で取り組みましょう!
日本木材青壮年団体連合会
令和5年度 会長 島田 直政