ウッドトランスフォームシステム商品化プロジェクト

木で災害に強い社会をつくる

 

■ウッドトランスフォームシステム商品化プロジェクト

 

木材が循環型資源として注目されている中で、あらゆる分野への木材利用の可能性を創出していくことが求められています。日本木青連は、木材をつかった防災システムの構築を目指し、「ウッドトランスフォームシステム商品化部会」を設立し、商品の開発に取り組んでいます。平成31年度・令和元年度に開催したアイデアコンペティション「ウッドトランスフォームシステムコンペティション」の活動により、避難所となる学校の備品がトランスフォームすることが避難所生活の助けになると判明しました。そこで、趣旨に賛同いただいた学校備品メーカー2社と提携し、令和2年度より「ウッドトランスフォームシステム商品化プロジェクト」を立ち上げて開発を進め、令和3年度に2つの商品をリリースすることができました。

 

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■商品紹介

 

1. Transform table / 帝国器材株式会社

通常時はテーブルとして利用。ランチルームのテーブルや図書室の閲覧カウンターとしてお使いいただけます。災害時は、空間間仕切りとして利用。授乳室や更衣室など避難所でのプライバシーを確保する空間作りに役立ちます。

 

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2. Nest box / 株式会社エバニュー

通常時は跳び箱として利用。災害時にはベビー用ハンモックとして利用。乳幼児をはじめとした災害弱者の避難所生活環境の質の向上に着目した防災商品となります。

 

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■これまでの経緯

 

平成28年度、日本木青連防災対策委員会によりウッドトランスフォーム(木製フェンス⇔小屋)軽量化版の試作と仕様策定・木青連内オープンソース化がなされ、またこれにインスピレーションを受け平成30年度・令和元年度には日本木青連木材利用推進委員会によりウッドトランスフォームシステムの再定義とアイデアコンペティションの開催がなされました。コンペティションには2回合計で382件のアイデア作品が集まり、優秀作品5つの試作品を作り展示を行いました。コンペティションと試作展示に関しては毎日新聞をはじめとした様々なメディアで取り上げられ、業界内だけにとどまらない注目を集めたものとなりました。

 

<ウッドトランスフォームシステムとは>

ウッドトランスフォームシステムとは、日常生活で人々の役に立つものとして利用されながらも、災害発生時にはトランスフォームし、被災者の避難所生活や復旧活動を支援する木造のシステム製品です。通常時も利用することにより特別な備蓄スペースが不要で、災害時は輸送の手間と時間を要することなく、迅速に被災者を助けることができます。ウッドトランスフォームシステムの普及により、循環型資源でる木材の利用拡大と災害に強い安心安全な街づくりを目指していきます。

 

■お問い合わせ

日本木材青壮年団体連合会 事務局

〒135-0041 東京都江東区冬木6-14 飯沼ビル102

TEL 03-5620-4806 FAX 03-5620-4809