大会活動紹介 第6回 近畿地区大会

近畿地区大会 in 高野山 ――Bridge」がつないだ、特別な二日間

 

 

2025126日・7日の二日間、近畿地区大会が和歌山県・高野山にて開催された。
世界遺産にも登録されているこの聖地を舞台にした地区大会は、これまでの常識を良い意味で裏切る、実にらしくない”——しかし、だからこそ深く記憶に残る大会となった。


前日の5日、高野山周辺はすでに雪景色。積雪の影響で「本当に車で登れるのか?」と不安がよぎるほどの状況だったが、そんな中、山の下から徒歩で登ってくる修行僧ムーブを敢行した会員もいたというから驚きだ。開催地が高野山と聞いた瞬間から、すでにこの大会は始まっていたのかもしれない。

 

【歴史と静寂に包まれて始まる式典】

 

61530分、厳かな空気の中で式典がスタート。
近畿地区長・奥川季花君が掲げた本年度のスローガンは「Bridge」。

文化、業種、年代——それぞれ異なる背景を持つ仲間たちをつなぐという強いメッセージが、この言葉には込められている。
そして、その想いを最も体感できる場所として選ばれたのが、ここ高野山だった。

 

歴史と自然、静寂と祈り。日常とはまったく異なる時間の流れの中に身を置くことで、「人と人がつながるとはどういうことか」を、言葉ではなく体験として感じてほしい。そんな奥川地区長の意図が、随所から伝わってくる。


【精進料理、そして大人の修学旅行へ】

 

 

式典後は精進料理体験。
肉や魚を使わず、素材そのものの味を大切にした料理は、どこか木材の世界にも通じるものがある。削ぎ落とした先に残る本質。参加者それぞれが、静かに箸を進めながら何かを感じ取っていたように思う。


夜は大懇親会。
ただし今回は、いつものように時間を忘れてというわけにはいかない。
宿泊は高野山の宿坊、恵光院と熊谷寺。
入浴時間も門限もきっちり決まっており、門限を過ぎれば容赦なく締め出される。
自由奔放に生きてきた現代人にとって、この制限そのものが新鮮な体験だった。


部屋に入ると、奥川地区長から参加者一人ひとりに宛てたメッセージ付きのお菓子が置かれていた。このさりげない心配りもまた、「Bridge」というスローガンを体現する演出の一つだったのだろう。


 

【早朝のおつとめと護摩行、そして奥之院へ】

7日はまだ暗いうちから起床し、早朝のおつとめへ。
澄み切った空気の中で響く読経は、不思議と心を整えてくれる。
その後の護摩行では、炎を前に、それぞれが胸の内にある想いを静かに見つめ直した。

 

 朝食を終えた後は、高野山の奥へ——奥之院まで散策。
苔むした参道、立ち並ぶ供養塔、凛とした空気。
言葉を交わさずとも、同じ景色を共有することで生まれるつながりが、確かにそこにあった。


【今までにない地区大会、そして裏テーマ?】

 

筆者個人としては、「今までにない地区大会の形」だったと強く感じている。
高野山の宿坊に泊まり、同じ時間に起き、同じ制限の中で過ごす——
この体験は、意図せずしておじさん達の修学旅行のような一体感を生み出していた。

 

また、これはあくまで個人的な感想だが、近畿地区大会でありながら、奥川季花君が主催ということもあり、どこか令和6年度スタートアップ委員会のお疲れ様旅行という裏テーマも感じられた。
そして、振り返ってみると、この「裏テーマ」は筆者だけのものではなく、他の参加者もそれぞれに、日々の仕事の節目であったり、自身を見つめ直す時間であったりと、各々の裏テーマを胸に参加していたのかもしれない。
だからこそ、この大会は、単なる公式行事にとどまらず、参加者一人ひとりの記憶に深く残る時間になったのではないだろうか。


書ききれない魅力、だからこそ——

 

正直なところ、見どころが多すぎて、とてもここには書ききれない。
もし少しでも気になった方がいれば、ぜひ一度、自分の足で高野山を訪れてほしい。
今回の近畿地区大会がそうであったように、きっとそこでしか得られない「つながり」を感じられるはずだ。

 


令和7年度 広報委員会 菅沼