活動紹介 令和7年6月26日 日本木青連・4Hクラブ親睦会開催報告

お世話になります。専務理事の杉山です。静岡会団から出向しております。どうぞよろしくお願いします。

 

令和7年6月26日、日本木材青壮年団体連合会(日本木青連)と全国農業青年クラブ連絡協議会(4Hクラブ)による親睦会が、東京・神田明神の鰻料理店「喜川」にて開催されました。

この親睦会は、他団体との連携をテーマに掲げた令和5年度・島田会長の時代から始まった取り組みであり、これまでは少人数での開催が続いてきました。今回はその流れを受け継ぎつつ、さらに一歩踏み込んで両団体の役員同士の交流を深めることを目的とし、参加の幅を広げて開催されました。当日は、日本木青連・4Hクラブからそれぞれ7名、さらに業界誌記者2名を加えた合計16名が参加し、にぎやかで活気に満ちた親睦の場となりました。

開会にあたり、乾杯のご発声を務めた長谷川会長は、

「農業も木材業も、自然素材を扱うという共通点があります。オーナー企業や家族経営が多い産業構造もよく似ています。つまり、私たちは同じような悩みや課題を抱えている仲間だと思うのです。さらに、主管省庁はどちらも農林水産省。そして、大臣は私たちと同世代の小泉大臣。これはもう、一緒に小泉大臣にご挨拶に行くしかありませんね!」

と、両業界に共通する特徴や背景をわかりやすく述べました。もともと接点の少なかった業界同士ということもあり、会の冒頭はやや緊張した空気が漂っていましたが、同じ一次産業を支える仲間として、和やかで前向きなムードの中、会は始まりました。

印象的だったのは、会の雰囲気の明るさと参加者同士の盛り上がりです。世代も近く、経営者としての共通点も多い両団体のメンバーは、初対面とは思えないほど打ち解け合い、趣味や地元での取り組み、経営上の工夫や課題に至るまで、実に多岐にわたる話題で大いに盛り上がりました。終始、笑い声と前向きな意見が飛び交い、場の一体感は非常に高まりました。

ここで4Hクラブについて簡単に紹介させていただきます。4Hクラブ(農業青年クラブ)は、20〜30代の若手農業者が中心となり、技術研鑽や経営改善、販路開拓などを目的に、地域密着型のプロジェクト活動を行っている全国組織です。現在、全国に約670のクラブがあり、約1万人の会員が在籍しています。地域活動や他団体との連携にも積極的で、農業界における若手ネットワークの中核を担う存在です。

 

今回の交流は参加者にとって大きな刺激になったといえます。ある4Hクラブ会員は日本木青連会員の特色ある事業活動に強い関心を示し、その場で会社訪問の約束を取り付けておりました。また、もっと木青連の会員と交流を深めたいと嬉しい声もいただきました。林業・木材業と農業という異なる業界でありながらも、自然素材を扱うという共通点を持つ両者が情報を共有し、互いの考え方や課題に触れ合うことで、新たな発見と刺激が多く得られた貴重な機会となりました。

 

今回の交流から、業界を超えた連携によって相乗効果を生み出す可能性が大いに感じられました。商品開発や地域活性化、持続可能な社会づくりといった未来志向の取り組みにおいて、今回のようなつながりが具体的な成果へとつながることが期待されます。

 

今後もこのような親睦会を継続的に開催することで、業界の垣根を越えた協働の輪が形成されること楽しみでなりません。互いの想いを交わし、業界の未来を語り合うこうした場が、木青連と4Hクラブ双方の活動をより力強いものにしていくと期待に胸を膨らませる会となりました。そしてひょっとしたら、両者の連携によって国や社会をも動かすような力が生まれるかもしれない。そんな可能性すら感じさせる希望に満ちた一夜となりました。

 

全国農業青年クラブ連絡協議会

https://zenkyo4h.com/