「木」は太古の昔より我々人間の生活と大きな関わりを持っています。
数十年もの時間を掛けて成長する中で伐採期を迎えるまでは二酸化炭素を吸収し酸素に変え、生態系を維持する等、多面的な機能を担ってくれています。また伐採後に木材となった後も住宅をはじめとする我々の生活の多くを支えてくれています。
昨今では、様々な業界が木材という資源に注目し、新たな木材利用における新技術開発が日々進んでおり、従来使用されていなかった場所・物等にも木材が利用できる可能性が出てきています。例えば中高層ビルは鉄骨やコンクリートでの構造躯体が当たり前でしたが、CLT(Cross Laminated Timberの略称)として「鉄」や「コンクリート」の代わりに木材が活用され、身近な所では「プラスチック」の代わりに木製ストローが普及している等、従来では無かった用途が開発されています。また一方では従来「木材」を用いて作られていた物が、様々な理由で別の素材に変わっている現実も御座います。
そんな時代の変化の中で未来を担う子供たちに「〇〇が木で出来たら!」「もし〇〇が木だったら!」という新たな視点で自由に表現して貰う事を本年度のテーマとしました。一言に木材といっても色・木目・節・皮・木粉・樹液・枝etc様々な部位があります。
果たして木材の反対語とは何でしょう?お友達や家族で話し合ってみて下さい。
その気付きこそが答えであり、木材で表現する事に是非チャレンジしてみて下さい。子供達の自由な発想こそが未来における「木」の新たな可能性の創造に繋がるのではないかと考えております。
また木工工作を通じて多くの子供達が「木」に触れて、感受性や創造性に富んだ社会人に成長してくれること、そして将来温もりある社会を築いてくれることを願い、家族、学校関係者、行政、木材関係者はもとより、老若男女問わず多くの人を巻き込んで皆さんで「木」の可能性を考えてみたいと思います。
◆委 員 長
全国造形教育連盟
◆委 員
全国木材組合連合会
日本木材青壮年団体連合会
日本木青連 木育推進委員会
(敬称略・順不同)
※その他後援・協賛については現在確認中
今年度のテーマ 『木の可能性~WOOD CHANGE~』です。
未来を担う子供たちに「〇〇が木で出来たら!」「もし〇〇が木だったら!」という新たな視点で自由に表現して貰う事を目的としています。一言に木材といっても色・木目・節・皮・木粉・樹液・枝など含む様々な部位があります。果たして木材の反対語とは何でしょう?お友達や先生、また家族で話し合う所から作品テーマを決めて頂きたいと思います。
当然ながら決まった答えは御座いません。その「気付き」が答えであり、その答えを木材で表現する事にチャレンジして貰いたいと考えています。
木工工作コンクールを通して様々な人とコミュニケーションを取りながら作品を決定し自由な発想で表現することを大切に考えております。子供たちの「気付き」×「木材のどの部位を使って表現するか?」を審査会では大きく評価して参ります。
各学年としての発想に留意し、下記の各項を満たすもの。
子供達が自らコミュニケーションを取りながら作品テーマを考え、
1.アイディアに独創性があるか
2.再現性・写実性に優れているか
3.ファンタジーや夢があるか
4.木の自然の良さや、適材の部位で表現されているか
5.デザイン・機能性が優れているか
・第45回全国児童・生徒木工工作コンクール 案内ポスター
・ 第45回全国児童・生徒木工工作コンクール 案内リーフレット
・第45回全国児童・生徒木工工作コンクール 趣意書
・第45回全国児童・生徒木工工作コンクール 実施要綱
以下より「応募方法フローチャート」「エントリーシート」をダウンロードしてください。
応募方法をご確認いただき、エントリーシートをご用意の上、応募受付ページよりご応募ください。
※「木工コンクールエントリーシート.xlsx」の2枚目のシートに、応募に関して「PDF化でのエントリー説明」が御座いますので遵守願います。エクセルシートのまま応募頂いた場合は受付が出来ませんので御留意願います。
こちら↓の専用ページよりご応募いただけます。
コンクールを実施している各都道府県(一部地域)につきましては都道府県単位での応募となります。令和2年9月7日より募集開始します。各都道府県コンクールの審査基準に従い作品を選出し、エントリーシートを記入し応募してください(日本木青連への応募は各都道府県の木青連会団が対応します)
コンクールを実施していない都道府県につきましては各学校単位での応募となります。各学校でエントリーシートを記入し応募してください。(令和2年9月7日より募集開始)
令和2年9月7日から令和2年12月14日までにお申し込みをして下さい。
※12月14日を過ぎてもご連絡いただければ対応いたします(受付できない場合もあります)